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2024年 7月 26日 魔の法学部

みなさんこんにちは、担任助手一年の田畑です。

暑くなってきて外に出たくなくなる季節になりました。外に出ると溶けますよねほんとに。

 

今回のテーマは「大学で学んでいること」ということなので、ちょっとだけその話をしてみたいと思います。

僕は今、早稲田の法学部に通っています。法学部なのでその名の通り法律を勉強しています。

先日のブログで小原先生が書いているとおり、法学部は六法全書だのなんだのといった皆さんの想像しているようなものだと思います。確かに条文とか学説とかを覚えたりしないといけないですし、テストもきついですしほんとに文系かよって感じです。

ですが、法学部で勉強する内容はただ覚えるだけではなく、意外と一般的に思われている法学部と違うことも多いのではないかと思います。

刑法の例を出してみます。

「XがYに発砲してYが死亡した。」この時はXはもちろん殺人罪に問われます。ですが、「XはYを殺そうとして発砲したがYは重症で済んだ。しかしYの入院した病院で火災が起きYは死亡した」場合はどうなるでしょうか。XはYを殺そうとして失敗したので殺人未遂罪でしょうか、それとも病院に入院する原因はXにあるので殺人罪を認めていいという考え方もできます。

この場合は相当因果関係説とか危険の現実化説とかのロジックを使って大体の場合はXによるYの死因の因果性を否定し殺人未遂にすることになります

このように法律の勉強とは条文とかを覚えるものではないんです。意外とロジックや条文やそれに関する知識を応用することが重要だったりします。

法学部ではこんな感じに条文やいろんな学説とかを覚えて事例に当てはめるということをひたすらやります。なので他の文系学部よりはやることが多いですし大学の期末テストは結構地獄です。なので法学部棟の図書館だけ雰囲気がピリついています。ですが社会に出て役に立つ知識を得られることが多いと思います。

少し書きすぎました。法律とかに興味がある人はぜひオープンキャンパスとかで見てきてください!

次回は伊藤先生です。お楽しみに!

 

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