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2018年 9月 24日 基礎に立ち返る勇気
皆さん、過去問演習は進んでいますか?
過去問演習をしていると、入試に近づいている感じがして、
勉強も新たなステージに進んでくる感じがすると思います。
しかし、残念なことに、過去問演習だけでは実力はつきません。
過去問演習はあくまでもアウトプット学習です。
成績が伸びるためには自分の持っている実力を増やす必要があります。
イメージ的には過去問演習は試合です。
ドリブルできない人がいきなり試合に臨んでもボールが来ないので全くうまくなりません。
ある程度基礎が身についた人がやって初めて実力にもなります。
とにかく基礎は重要ですし、基礎は抜けていくので、やり続ける必要があります。
もうひとつ基礎が重要な理由があります。
皆さん、本当に冷静に超細かい模試の分析をしたことがありますか?
僕が分析した限り、入試で難しい問題を解ける必要はありません!
何を言っているんだと思うかもしれませんが、正答率がある程度以上の問題を
確実にミスなく取ることが出来れば、合格点に達することが出来ます。
なぜなら、簡単な問題と難しい問題とで配点に大きな差が生
自分の目指すレベルは難しいからどんどん難しい問題にチャレンジして、
難しい問題も解けるようにならなくては!と思う気持ちもよく分かりますが、
とにかく基礎が大切です。
難しい問題を解くには時間がかかります。
せっかく頑張って解いて、正解まで導いた問題があったとしても、
基礎的な問題で点を落としたら、その難しい問題によって得た点数は
アドバンテージではなく、ディスアドを埋めるためのものになってしまいます。
それって、めちゃくちゃコスパが悪いと思いませんか?
過去問演習が本格的になってきた今、勇気をもって基礎に立ち返って勉強することが
最善の策だと思います。
横浜市立大学医学部近藤