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2019年 3月 2日 受験を終えた者たちへ。高井より告ぐ。
こんにちは。
慶應義塾大学総合政策学部1年の
高井涼史です。
今回の高井のブログは「受験」
についてです。
ハハハ、東進のブログは
いつも受験の話じゃないか、
という方は過去の高井のブログを
遡ってみてくださいね。
さて、なぜこのタイミングで
「受験」について
書こうと考えたかというと、
今年度の受験生たちの受験が
ほとんど終わったからにあります。
他の担任助手たちが、
これから受験まで1年とない
新高校3年生に対して、
再三再四、
早期スタートしたほうがいい
ということをブログで書いてくれているので、
あえて受験を終えたばかりの
卒業生に向けての
メッセージを届けようという魂胆です。
受験をこれからの人生に活かそう
と考える人だけ読んでください。
また、まだ受験が終わっていない人や
精神的に安定していない人は
全てが終わってから
読むことをお勧めします。
受験を終えた生徒はみんな
それぞれの表情をしています。
結果の良し悪しに関わらず、
何か重圧から解放されたような顔は
なんとも形容しがたいものがあります。
戦に向かう時の武士のような顔を
みんながしていたのが遠い過去のようです。
さて、思いに耽っていますが、
本題に入ります。
「もっと早く勉強を
始めておけばよかった」
この言葉は何度か
今年度既に耳にしています。
これから受験学年になる人たちは、
この言葉を言わないで受験を終えることに
越したことはないので
頑張ってくださいね。
ただ、僕はこの言葉は「受験」という
またとない経験をしたのにも関わらず、
その経験を次に活かせないんだろうな
と思ってしまいます。
(自分の生徒には思うだけでなく
伝えもしていますが笑)
これはどういうことなのかを
少しだけ説明します。
まず、大前提として、
学歴は多少のファッションにはなるが、
その人自身を表さない
ということが重要です。
簡単にいうと、
進学した大学でどういう
人間になれるか
が大事ということです。
これに関してどういうことか
わからない人は
青葉台校の担任助手に
聞いてみてください。
その上で、
この受験を通して何を学べたか、
そして
何を学ぼうとするか
が重要です。
もちろん、第1志望校に進学したい
という思いを持って長い時間
勉強を重ねてきたと思います。
だからこそ、
受験本番では緊張するし、
受験の結果が良ければ歓喜するし、
受験の結果が悪ければ落胆します。
それもまた受験の醍醐味
ということができます。
自分の代で出題された問題の相性や
体調など様々な要因が絡む受験では、
どうしてもご縁という言葉でしか
表せないこともたくさんあります。
だからこそ、
自分ができる範囲で学ぶこと
が大事です。
少々、間の説明が長くなって
しまいましたが、
「もっと早く勉強を
始めておけばよかった」
についてに戻ります。
では、どのように受験を振り返る
のが良いのでしょうか。
僕は、
自分の勉強を
どのようにすれば
もっとよかったかを
考えることが
受験を次に
活かせる経験にする
と考えています。
当然、勉強を始める時期が
極端に遅かったり、
勉強できたはずの期間を
ドブに捨てた場合は例外ですが。
僕たちは周知の事実ですが、
今という瞬間を生きています。
部活があって受験勉強ができないことや
学校の定期試験があって
受験勉強できないことなど
様々なケースがあると思います。
ですが、その瞬間瞬間では
自分がしたいことを
全うしているはず
です。
その時の自分を責めることは
今の瞬間からはできません。
そして受験というものにおいては
最も顕著に現れるものなのですが、
先に書いたように大学受験は
大学に入ることだけが
目的ではありません。
「もっと早く勉強を
始めておけばよかった」
という人、そこだけが
後悔なのであれば、
極端な話10年前から
受験のことだけを考えて
過ごしていれば受かったと思いますか。
そういうことです。
だからこそ、次にこの経験を
活かすためには、
この戦いを通して自分という人間が
どのような人間なのかを考えてみたり、
自分にとって最もしやすい努力のあり方は
何なのかを突き詰めてみたり、
実体験としてどのようなものが
効率的なものであるか
を考えてみたりすることが必要なのです。
なるほど、ではどのような項目に基づいて
「受験」を考えるのが
将来に役立ちますか、と。
この答えはそれぞれにあるはずですから
探してみてくださいね。
あ、もちろん、早期スタートだけが
足りなかったものという人が
居てもいいと思います。
ただそこにすぐ
見えているものだけを
答えをしない
ことが大切です。
答えを求める癖が受験で
ついていると思うので、
これからの人生では
そう答えが
出ないこともたくさんある
ということに注意してください。
(急に現れる村の長老感)
長くなってしまいましたが、以上です。
このブログを読んだ人の人生が
良きものにならんことを。
担任助手1年 高井涼史